2015年5月12日火曜日

横須賀昼呑み


ヴェルニー公園のThe Oyster Houseでほろ酔い。健やかに明るいドブ板通りを抜け、丸半の三笠焼きを食べ歩きしながら路地をふらふらと歩いて向かったのは横須賀中央駅近くの「中央酒場」。ここで昼酒を呑みたいという長年の想いをついに実現。3時過ぎの開店と同時にテーブル、カウンターともほぼ席が埋まる賑わいのなか、冷えた生ビールとハイボールをぐびぐび。肴の種類が豊富なうえ、オーダーしてすぐに運ばれてくるから酒が加速度的に進みます。


ハムカツや玉子で閉じたものなど庶民派メニューがたまりません。いろいろ食べたくなります。この酒場の風通しのよさ、緩さは横須賀の風土からくるものか、心地よい酔いが助長されます。




いい気分で千鳥足になりつつ町並みを探索。四角いレトロな建物は空家が目立つようですが、リノベーションの自由度が高そう。その空間を活かした素敵な店もちらほら。メキシコ雑貨がかわいい「tsukimoto」は、女性向けの品揃えが主ですが、センスがよくて、おじさんのぼくも、メキシコの色彩・造形美をポップさのなかに宿しているフォークアートにドキドキ。



いつもは車で通り過ぎてしまう汐入町もじっくりとディテイルを観察。




路地の奥には、植物と共生する素敵な坂道が残存。道端の家の多くは人の気配が希薄。駅まで歩いてすぐの環境なのに、ディープな気配が濃厚です。昼酒に心酔したうえに、町への関心が高ぶるあまり足取りが軽くなって、葉山まで2時間半かけて歩いて帰ってしまいました。横須賀・東京湾サイドの散歩。休日のナイスな過ごしかたとして、新たな選択肢が加わったようです。

SIGMA DP3 MERRILL