鎌倉もやい工藝の定番かつヒット商品である椅子敷がずっとずっと欲しくてたまりませんでした。民藝運動家、外村吉之介さんの「本染手織研究所」で織りを学び、現在も手織の仕事に携わる外村ひろさん。その手から生まれる温かな風合いと、洗練された色彩に惹かれたからです。木綿の経糸にウールの糸の束を結びつけて織り上げ、頬ずりしたくような適度な弾力と、長く愛用できる丈夫さも魅力。10数年越しの憧れに、先日ついに手を伸ばすことができ、自宅のスツール用に注文させてもらいました。ひろさんが考える文様がアクセントになっているパターンは多様で、そのどれもが魅力的だからひとつに絞るのは相当に悩みます。先日は、はじめて目にする無地のものがサンプルとして店内にあり、潔いシンプルさに心がときめきました。それで結局、この無地の黄色と文様付きの2つをお願いすることにしたのでした。数ヵ月先の完成が愉しみです!
LEICA M-E SUMMILUX50mm