日の出直前と、日没後の薄明るい時間帯をtwilight timeとよびます。おおまかには明るさの順に、市民薄明(Civil twilight)→航海薄明(Nautical twilight)→天文薄明(Astronomical twilight)の3種。うち、海面と空との境が見分けられる程度の明るさというNautical Twilightに惹かれます。どこか海を感じさせる言葉の響きも素敵。
夜の薄明時には、空と海の色合いが心に染み入るよう繊細に変化。その光のありさまに応じていくのか、だんだんと気持が鎮まっていくのが感じられます。街の夜景、イルミネーションを撮影すると、ことさら劇的に写るから、旅先や特別なイベント時、この時間帯を目指していくようにしています。3種の薄明時は日々異なりますが、time and dateのwebサイトで調べることができます。活用すると、旅により美しい記憶を加えられる、とても便利な情報です。
LEICA M-E SUMMILUX50mm
追伸:梅雨入り前、日没後にいったん濃いグレーに暮れなずんだあと、青と赤の劇的な色が突如、湧き上がってくる日が続きましたね。あの神秘的な光の現象が生まれる仕組みを知りたいなぁ。