週末の犬とのビーチ散歩。真冬への急速な移ろいに対応できず、家を出るのが日没後になりがち。日が沈んでからの色の消失も素早く、たちまちあたりは闇に飲み込まれてしまいます。iPhone内蔵のLEDライトで足元を照らしての歩行。しかし、極度に狭い視界は月光などほのかな明かりに慣れてくると、次第にうっすらと闇の細部が浮かび上がってきます。潮風に揺れる松の木々のシルエットなど幻想的な景色を眺めていると、だんだんと静かな気持ちになっていきます。その感覚は案外、心地よくて、最近はむしろ日が暮れるタイミングを待っていたりしています。
うちの犬は夜目が利かないのか、たいていお決まりのショートコースを選び、なぜか夜はスタスタと足早となるのが助かります。それに間抜けな行動も時々見せ、笑わせてくれます。夜の散歩、楽しいなぁ。
LEICA M-E , SUMMILUX50mmASPH.