2015年12月6日日曜日

ターコイズの勉強


ネイティブアメリカンのスタイルを踏襲した、シルバージュエリー、アクセサリーを制作する寺元憲悟さんと横須賀のアトリエで打ち合わせ。ビルケンシュタインのクロッグに留めるシルバー製バックルの仕様、デザインを詰めました。その確認は短時間で終わったのですが、以前から惹かれ続けてきたターコイズについて問いかけてからトークは一気にヒートアップ。2時間に及んで多くの疑問に答えていただいたうえ、寺元さんが集めた石と、ハンドメイドしたアクセサリーの数々を見せていただく。この天然石の特徴や扱いの注意、産地と種類など基本知識を学び、いっそうとあの青と緑の美しい石に魅せられました。


これは少し装飾を施した素朴な雰囲気のバングル。どのように制作していくのか、パーツや製法までも微細に語ってくれる寺元さん。つくり手自身の言葉はスーッと頭の中に入ってくるし、いちいち心に響きます。



繊細なかたちに洗練の美と洒落が宿る。幅が細いと極めて高い技術を要し、熟練の職工ですら機械での加工は不可能だそう。写真ではわかりにくいのですが、小さく3つのターコイズをシルバーに埋めこんでいます。その石の色合いの選択、配置のセンスに唸り、また欲しいものが増えてしまいました。大きな石をこれ見よがしに露呈させるのはぼくも寺元さんは好みではありません。これくらいさりげないものがやはり洒落ていると思うのです。

寺元さんのバングルはオーダーも受けますが、基本は2ヶ月待ち。すぐに欲しい方は葉山SUNSHINE+CLOUDでもシンプルなタイプの扱いがありますので、そちらでどうぞ。

LEICA M-E , SUMMILUX50mmASPH.