茅ヶ崎、逗子あたりを中心に、古材を活かしたいい感じのインテリア＆エクステリア改装を手がける大工＆木工アーティスト、インチャリさん（村田浩さん）。彼が創造する心地いい飲食店の多くでは気持ちのよい音に包まれたりします。その音源は、いろいろな方角に据えられたちょっと古くて品質のよいMADE IN JAPANのトランジスターラジオであることに気づく人は案外少ないかもしれません。それくらい味わいある場所に馴染んでいるから。それらのラジオはインチャリさんのコレクションであり、音響効果を探りながらベストのポジションに配置しているのも彼なんです。
先日は横須賀ドブ板通り近くの沖縄居酒屋店「泡之音（あのね）」で開かれたフランス映画「美しき緑の星」鑑賞会にて映画の音響効果としてインチャリさん所有のラジオが活躍。たくさんの示唆を含んだ映画の素晴らしさを全方位から放たれ、共鳴し合う「インチャリ ラジオ合唱団」が引き立てる。映画とラジオを介しての柔らかな音がとても合っていましたねー。この店を訪ねたのは初めてですし、存在もこの機会に知ったのですが、すごく落ち着く空間でした。沖縄料理もお酒もおいしいらしいので、改めて店を目指してみますね。インチャリラジオ合唱団については、先日惜しくも閉店した茅ヶ崎の「lama coffee」やインチャリさんのアトリエでインタビュー取材をblog「旧物食日記」にておこないました。関心がある人はそちらも見てください。
ちなみに現在、インチャリラジオ合唱団が常設されているのは、茅ヶ崎の鶏手羽料理店「庭とり屋」だそうです。この店と、その階下で着工中の洋風居酒屋「バルデラマ」はインチャリさんが手がけている。この２つの店も気になるなぁ。行かなくちゃっ！
LEICA M-E , SUMMILUX50mmASPH.
