2016年4月9日土曜日

沖縄の瓶



サンゴ礁の海みたいな美しい緑色、ゆったりとした官能的な曲線。沖縄特有の特別な焼き物(やちむん)は眺めても、使っても活力をもらえる気がします。鎌倉「もやい工藝」で開催中の「沖縄ヤチムン展」で出合えた2つの瓶。墓前に泡盛を供えるときに使う渡名喜瓶(左)、ご祝儀用の泡盛で満たして渡すための酒器、嘉瓶(ヨシビン)。沖縄の緑釉「オーグスヤー」が登り窯で溶け流れた景色が味わい深い。




色、かたち、風情を日々愛でるために、家のなかでもっとも多く過ごす場所に飾ります。




陶工、読谷北窯・松田共司さん、茂生窯・上江洲茂夫さんの造形感覚、技術、手の動き、火の働きを想像しながら、神事が日常のそばにある沖縄の暮らしにも思いを馳せる。至福の時間です。

LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH.