一般公開の機会としては葉山芸術祭の2日間限定、町内の「大久保家解放!」を観に行かないわけにはいかない。雑誌「BRUTUS No.800 居住空間学特集」の表紙にもなった、古物商・大久保さんの住居兼倉庫を覗いて、幅広いジャンルの古物を買えるスペシャルイベント。玄関に入って、いきなりブラウンの家電が目に飛びこんできて心拍数が急上昇する。
イームズのLTRにジャン・プルーヴェの頑強さをミックスしたような天童木工の椅子。無骨なディテイルに惚れ惚れする。
イヌイットが手がけた偶像。いずれは価値の高騰が必至な、プリミティブ・アート。
BGMはディーター・ラムスがデザインしたプレイヤーで。さりげなく凄いものが置いてある。
魅惑の照明コーナー。北欧の古いものを中心に。圧巻の品揃え。
鵠沼から来た眼の佳い若い園芸師が宝の山から工業系ランプシェイドをいくつも掘り出していた。店の什器にするそう。
エリック・ホグランのシャンデリアに眼が釘付け。欠品パーツがあるが、不揃いのバランスが絶妙なため、少しも違和感がない。大久保家は、まだまだ欲しいものが自分にはたくさんあることを再確認できる貴重な場。訪ねてよかった。
LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH.
iPhone X , 24mm , adobe Lightroom cc HDR CAMERA