2015年7月12日日曜日

晩酌


東京での仕事から戻り、消灯するまで2時間ほど。早寝早起きの日々だから、つかのまの休息。杯にそそぐのは焼酎や泡盛。翌朝には頭すっきり。酔いが残らない酒を選びます。夏にふさわしい杯は小谷真三さんのぐい呑。うねるかたちのガラスが透過光の美しい紋様を茶たくに投影します。


酒とグラスが生む景色がいい。LC-4に身をあずけ、棚の民藝を眺め、眼と心を休めます。


家がいちばん居心地いいから外ではめったに呑みません。近所に魅力的なビアガーデンが開設したというのに、今宵も店の前まで足を運びながらためらい、家呑みに変更。年を重ね、どんどん内向的な気分が強まってきている。肯定的にとらえていいのでしょうか。

SIGMA DP3 MERRILL