2015年11月21日土曜日

ポコパン




家からこみちづたいに歩いて買いに行けるパン屋さんができたら・・・という長年の夢がついにかないました。一色海岸での犬散歩でもよく顔を合わせる知人夫妻が自宅で開いた「ポコパン」。柴犬のかわいいペコちゃんと暮らされている家なので、ペコでなくなぜポコなのかと思ったら、pocoはイタリア語で小さなとか、少しづつという意味。そのイタリア語に由来しているのだそうです。




今月中旬のオープンを聞きつけ、週末は開店と同時に、ひっきりなしに近所の人が店の扉をあけます。町内口コミでは昼ごろにはショーケースからパンがなくなっていたという情報。アセりながら、朝いちばんに駆けつけます。山が背後に迫り、ビーチも近い住宅街。パン好きな住民も多く、ぼくも含めて、これからは焼きたてのパンをより手軽に入手できると、喜んでいる人も多いようです。




お客さんの多くは顔見知り。だから親身になって具体的な要望や意見を伝えます。身近な声を反映して、きっと、どんどんよいお店に育っていくのだと思います。




パンの大きな特徴は全粒粉であること。玄麦から挽きたての全粒粉。味も香りも栄養価も豊かな粉を用いて食事やワインにも合うパンを提供したいそうです。




真摯においしいパンづくりに取り組むご主人。パンを補充する姿が初々しい。



個人的には世界一大好きな食堂、秋谷「Tipi」のタミチャンがつくるコロッケをはさんだパン。買えてよかったー! 全粒粉特有の食感との組み合わせが意外な印象。パンと一緒にほうばるのなら、ケチャップよりも、濃厚なソース、レタスよりもキャベツ(つまりはコロッケパンの王道)が互いを響き合わせることができる気がします。と、今度の訪問時には意見を伝えよう。とにもかくにも、このパン屋さんの登場で、週末の朝を迎えるたびに、そわそわしちゃいそうです。

LEICA M-E , SUMMILUX50mmASPH. 、MACRO-ELMAR90mm

追伸:ショップカードによれば、木・金・土・日曜の10:00~17:00営業。ご主人ひとりでパンを焼いているので数に限りありますので、当面は早めに店を目指す方がよさそうです。