2016年9月20日火曜日

朝の月見


年に数回、満月の翌朝、日が昇る前に近くのビーチに向かいます。月が水平線に沈む少し前に月光が海上に伸びる幻想的な「月の道」をスナップするためです。秋雨の低気圧で諦めかけたけど、前の晩には十五夜の月が顔を出していたので、淡い期待を抱いて4時すぎに起床。しかし、残念。厚い雲に覆われて、月の気配すらうかがえませんでした。


しかし、この夜明けの海景。空と海のコントラストが曖昧になって溶けあう。いつ眺めても心鎮まるものです。


砂のうえに群茂する、アガベを鑑賞して家に帰ります。メキシコの乾燥地帯に生息する種だけど、葉山の気候にも順応して、海辺ではすくすくと大きく育っている。そのフォルムとたくましさに強く惹かれます。青い光と熱帯植物。日中とは異なる景色で、またこの植物への愛着を深めました。

LEICA M-E , MACRO ELMAR90mm / f4