2016年10月10日月曜日

神保町の道すがら


昭和初期の建物が残存する神保町。書店が並ぶ裏通り、すずらん通りを歩くと、絵になる建物が次々と目に入ってくる。


本をめぐる世界屈指の繁華街。建物に利用価値があるから生き残ることができる。


生きた遺産群が西洋のハイカラへの憧憬、情念の強さを物語ってくるよう。


ユニークな様式の建築内部で昼食を味わえるのもいい。


ずっと気になっている空間「51% tokyo」。大好きな美しいものが窓越しに見える。エクステリアにもずっと探し求めている雰囲気、かたち、大きさのポストが。今度、アポイントメントをとって室内を見せてもらおう。


装飾された建築もいいけれど、好みはそっけない風情。そこに緑が加われば理想形。


外壁の緑化への関心を絶えず心に秘めている自分には、凝視せざるを得ない風景に遭遇。


新しめの、ごく普通のビルディング。その一部で実験を行なっているかのように、密度高く植物が茂っている。


近づくと、本来は湿度の高い日陰に育つシダ類もまぎれている。ここだけ視界を狭めると、木漏れ日がさす森に、突如迷いこんだ不思議な感覚に。壁面緑化の新潮流なのだろうか。このパターンは東銀座でも目にした記憶がある。リサーチを進めてみよう。

LEICA M-E , SUMMILUX50mm / f1.4 ASPH.