2016年11月22日火曜日

UP LINKのネット・ムービー


映像制作者の良心を感じる、上質な佳作を配給・上映するUP LINK。渋谷の拠点をはじめ、観ることができるシアターは限られていて、出不精の自分は見逃す作品も多々ありました。しかし、それらの作品を好きな場所、好きな時間に観賞可能なクラウド・オンデマンドサービスがスタート。その手軽さも嬉しく、まずは気になっていた「A FILM ABOUT COFFEE」をレンタルしました。


vimeoというアプリをダウンロードする手間があるし、wi-fiがつながる環境が必須(システム上の過渡期ゆえ? off lineでも観る手段はあるようです)という条件があるものの、googleのchrome castにより、mac book air11インチの小さな画面からリビングの大画面モニターに映像を転送できたときは「おおっ!」とひとり声が漏れ出るほど感激、興奮。



映像で登場するケニアの豆で淹れたコーヒーを飲みながら、耽美的に描かれる、スペシャルティコーヒーの世界に陶酔。コーヒー農園の人々、日米のコーヒーピープルたちが語る真摯な言葉に惹かれ、3回も観てしまいました。均一化された味や、大量生産のコーヒー産業への批判はやんわりと控え、世界最高峰のコーヒーに焦点を当てた映像は終始、軽やかで快楽的。フルーティな浅煎りを豆で買い、ペーパードリップも再開しようか。それにきちんとしたコーヒーミルも欲しいなぁと、コーヒー熱が再燃の予感マンマンです。

LEICA M-E , MACRO ELMAR90mm / f4