2016年12月23日金曜日

ヨコハマの日産


1933年に横浜で創業した日産。そのゆかりの地で居心地のよい空間を開放している。ベイサイドの横浜駅東口に直結したギャラリー。脇に運河が流れる環境に以前から惹かれていた。日産リーフのオーナーになってからは、いっそうと親密な気持ちとともに、立ち寄るように。


旧車・名車を展示するコーナーが好き。ジウジアーロがデザインした初代マーチを1985年にマイナーチェンジした「マーチ・コレット」。イタリアのカジュアルカーのような佇まい、洒落たインテリアが今も古びていない。フィアットの大衆車に似つつも、いかにもの、よりチープなデザイン、装飾性。それでいてMADE IN JAPANクオリティというバランスがいい。このころの白色のマットなニュアンスも、今見ると佳く目に映る。欧州を慕い、追いかけていた80年代の工業製品。



レンタルもしている2人乗りの電気自動車。横浜でまだチョイ乗りしていない。いつか体験しよう。


ギャラリーを出ると、ゆったりと水が流れる。向かいは葉山まで直行のリムジンバス停留所。


みなとみらい方面へ、いつものルートで散歩。午後3時過ぎの、冬の斜光が劇的な陰影を創る。


広大な空き地の多さと、高層ビルの対比がどこか未来的。横浜東口、ベイサイド。好きだなぁ。

LEICA FLEX SL , SUMMICRON-R 35mm , KODAK PORTRA160

※今回、現像とCD-Rへのネガのデータスキャンを逗子駅前「大竹カメラ」に依頼。ポートラ特有の色合いも考慮して、ていねいに現像、スキャンしてくれたのがよくわかる。写真への深い愛情と見識のたまものといいましょうか。親父さんの事情で仕上がりに時間を要することもあるけれど、仕事が妥協のない職人気質で素晴らしい。今後は大竹カメラを頼りにしようかな。