2016年12月22日木曜日

ヨコハマでフレンチ


妻の家族に招かれ、横浜スカイビルでフレンチをご馳走になる。冬の晴天。圧巻の眺望。



クリスマス・ムードに彩られたフロア。予約していた「ミクニ ヨコハマ」の扉を開ける。


街を見渡せる窓際のテーブル。


前菜からデザートまで、おまかせで。フレンチのコースだというのに、魚介が苦手な自分のために、きめ細かに応対してくれたのが嬉しい。カトラリーのかたち、ソースの色と流し具合に見惚れる。




さっと流し掛けたような軽妙さ。ミクニの美意識。


舌で、目で愛でるフレンチ。皿のうえのアート。会話を愉しみ、時を忘れる。セレクトされたワインの豊かな滋味にも唸るしかない。贅沢な料理とのマリア―ジュに酔いしれます。露地栽培の野菜をはじめ旬の食材を手に入れられる環境に暮らしている。フレッシュな素材はシンプルにいただくのが基本とも思う。けれど、こうして選び抜かれたものを、高い技術と創造性でアレンジした一皿、一皿もまた素晴らしくおいしい。大きな感動がある。そうした特別な食体験も、ときどきは人生において大事なのかもしれないと、想いました。



デザートもパーフェクト。瀟洒な景色が途切れることなく続き、美しいフィナーレへ。そして心地いい余韻を残す。名画をじっくり観賞したかのような数時間。「本物」に触れる、希少な機会に感謝。

LEICA FLEX SL , SUMMICRON-R 35mm / f2 , PORTRA160