2017年1月10日火曜日

名士と街並み


葉山一色の街なかには、三ヶ岡山の山裾から一色海岸につながる「こみち」がいくつも走っています。車の通行が少なく、安心して歩ける狭い道沿いには、味わい深い木造家屋や生垣、石垣が残り、風景はどこか懐かしい。敷地の大きな立派な家も多く、家屋じたいはもちろん、庭やエクステリアもきちんと手入れが行き届いている。代々、住み継ぐ地域の名士の方々のゆとり、凛とした品格、美意識が、街の景色を美しく保ち続けています。

*葉山一色の「こみち」については「葉山のこみち」(用美社)が詳細に案内しています。界隈の散策には必読&必携。地域に暮らす建築家、郷土史研究家、アートディレクター、ランドスケープ・デザイナー、アーティストなどなどのメンバーが探究心と遊び心をもって、こみち散策の悦楽へと誘います。発行元も葉山の出版社! ローカル・メディアとしては濃密な内容、洒落たレイアウトとも稀有な一冊。ぼくも、このガイドに導かれ、こみちと一色の景観にぞっこん惚れこむことになりました。

HASSELBLAD500C/M , ZEISS PLANAR C 80mm f2.8
KODAK PORTRA400