2017年1月18日水曜日

葉山一色のアトリエ


後ろに三ヶ岡山が控え、前に葉山御用邸の松林が見える。山と海への視界が開ける一等地。その場所に立つ洒脱な葉山一色郵便局の上に黒田真琴さんはアトリエ兼ショップ「パハロ」を構えています。葉山のなかでも一色の雰囲気が特別に佳いと彼女は言います。旅で出合った素材をもとに、山と海からの風と光を感じながら手編み帽子を制作。モダンで温かく、伸びやか。都会でつくられるものとは明らかに異なる個性がある。彼女の創作には、地域のスペシャルな何かが影響しているのかもしれません。

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黒田さんは本日18日17時まで銀座・教文館4階のエンカイムで個展を催されています。葉山一色郵便局上のアトリエ兼ショップは21日(土)からのオープンだそうです。教文館は中央通り裏側の古い建築様式に銀座の情趣を残す書店。4階には魅力的な絵本が選ばれて並び、大好きな空間。昼休み、シャネルでのカールラガーフェルド写真展と合わせて覗いてこよう。

黒田さんのアトリエは、アンティークの照明器具など元麻布「さる山」の猿山修さんが手がけたインテリアも見どころ。彼に空間構成を依頼した大家さんのセンスも素晴らしい。葉山一色の文化を支える旦那衆の粋を存分に感じられます。

HASSELBLAD500C/M , ZEISS PLANAR C 80mm f2.8
KODAK PORTRA400