2017年1月27日金曜日

朝の木挽町



中央通り、京橋の旧蹟を眺めたあとは木挽町・東銀座の路地に入る。徳川家康が江戸の城下町を形成するさい、舟による運搬をおこなうため拓いた三十三間堀。その護岸石が京橋プラザ脇に置かれている。水路がはりめぐらされた当時の景色はさぞ潤いあるものだったのだろう。想いをはせ石を観る。三十三間掘の今昔を俯瞰する情報は意外と少ない。雑誌「散歩の達人2017年1月号 銀座&京橋」特集の記事は貴重。マイデータベースとして保存しておかなくちゃと備忘録。


京橋プラザ横の「鮨 石島」の佇まいが素敵。緑青の浮いた銅板とグレーの石造。界隈の建築でいちばん好き。いつか、ここで1,500円からのランチをいただこうと願いつつ、まだかなえていない。



早朝、築地へ出かけた自転車が戻ってきている。使いこまれ、頑強そうな仕事の道具に惹かれる。



「鮨 石島」の先を曲がれば、築地の仕事場はすぐ。編集者としては聖地に思える鈴木ビルの前を通って、気持ちを仕事モードにスイッチしていく。


1階の森岡書店では今、どんな一冊と、その世界観を開示しているのだろう。数日おきの定期パトロールが欠かせない空間です。

LEICA FLEX SL , SUMMICRON-R35mm 1st EDITION
FUJICOLOR  SUPERIA X-TRA400