2017年2月18日土曜日

真冬の葦簀


鎌倉「寅堂」の山田さんに選んでもらった、栃木県渡良瀬遊水地のヨシを編んだ葦簀。西陽よけとして常時使い5年は経過。部分的に傷んでいるものの、葦を束ねる棕櫚縄と素材自体が上質なため、未だに現役で用を足す。高い耐久性と、使いこむうちに味わいを増す落ち着いた色合いは、安価な中国産では得られないもの。家の外観に風情ももたらしてくれる。対価満足度が高く、選んで良かった。冬は冷気が侵入するのを和らげつつ、恋しい日光はヨシから透過あるいは、隙間からほどよく室内にもたらすのが佳い。ただ、窓に対して斜めに立て掛けるだけだと、冬に多い南からの強風で倒れてしまいがちなのが面倒でした。そこで、屋上から伸縮性に富む紐で吊るし留めると、しっかり固定され、使い勝手がすこぶる向上。この冬の暮らしはさらに快適になりました。

LEICA M-E , MACRO ELMAR90mm/ f4