2017年3月1日水曜日

常用フィルム


失敗が少なくコンパクトカメラに最適というフジカラーの「SUPERIA Venus 800」。フジカラー系現像機との相性も抜群なようで、色彩の華やかさ、コントラストの高さはさすが現代のネガフィルム。


高感度ISO800だから、明るい屋外では思いきり絞って風景をシャープに。暗い室内や夕景でもブレない程度のシャッタースピードで安心してスナップできる。さまざまな状況への対応能力はきわめて高い。


ズミクロンR35mmは半世紀前に製造された、ちょっと古いレンズですが、露出を絞り気味に撮ると、最新レンズに劣らない描写をするようです。


光の乏しいシーンでも絞ることが可能なこのフィルムはヴィンテージ・レンズでの撮影にも向いているとも言えそう。彩度、コントラスト、価格、使い勝手のよさ。すべてのバランスが今、手に入るネガフィルムのなかで、自分の用途にはベスト。最近は築地の仕事場から往復30分で行ける東京駅地下のグランルーフ「カメラのキタムラ」でネガフィルム現像とフジフイルムのフォトCDへのスキャンをセットで利用。この店のサービスにも、Venus800はとても相性がよい様子。ネガフィルムの選択肢がきわめて狭まり、その速やかな現像も都会の中心部ですら困窮しつつある現況で、ようやく理想の一本に出合えたようです。このフィルムをライカFLEXに入れて築地で、週末の葉山で常用していこう。

LEICA FLEX SL , SUMMICRON-R35mm(2ROM)/ f2
FUJIFILM SUPERIA Venus 800