西風が吹き荒れた先週。波はいつもより高く、強く寄せていました。空気も薄いヴェールをかぶった、いわゆる春霞の様相に。
波の力で海藻が漂着し、浅い海底に眠っていた人工物が掘り起こされ、打ち上げられる。
鎌倉へのジョギング途中、逗子海岸で拾い上げた昭和の瓶。気泡が入るラムネ色の再生硝子。砂で表面が摩耗しているものの、どこも欠けていない。古いコーラ瓶と同じく、一昔前の瓶の強度には感心。硝子瓶が寄せてくるようになると、春はもうすぐ。海は桜の開花よりいち早く季節の移ろいを知らせてくれます。
LEICA FLEX SL , SUMMICRON-R35mm(2ROM）/ f2
FUJIFILM SUPERIA Venus 800
SIGMA DP3 MERRILL
