2017年4月30日日曜日

築地の君子蘭


営浅草線・東銀座駅から築地の仕事場へ。G.W.もカレンダー通りに働きます。丹下健三設計、旧電通本社ビルの前を通り、昭和食堂「中村家」へ、路地を抜ける。


2ヶ月近く、目を楽しませてくれるのは軒先の君子蘭。嘘のようにヴィヴィッドな色と造形。ちょっと味気ない通りに強いアクセントを与えている。


東京都特選歴史的建造物宮川鳥鶏卵」を見上げながら、交差点を渡り、


大阪寿司「八竹」の小粋なエクステリアに感心し、脇の路地に入る。



せわしない空気を纏う会社員と、なるべくすれ違いたくないから、おのずと足は平穏な「こみち」へ。生活の温もり、植物の湿度を感じる、路地裏ガーデン。なごみます。


おっ、ここにも君子蘭。築地の流行りプランツなのかな。


と、思って、さらに路地を進むと、喫煙者が集うコーナーにも。直感は正しいかも。その背景を視野の範囲を広げて探ってみようと備忘録。こんなふうに、ぼんやり歩きながら、いつも街の区画を表すテーマを探し求めています。ガイドブック編集者のサガなのです。

SIGMA DP3 MERRILL , 75mm  f/2.8