日中は霧雨が終始降り続けた憂鬱な週末。ジョギングは諦め、家で静かに過ごす。寝転んで山口蓬春の素描集を眺め、近所のマグノリアはまだ咲いているかなぁと、洗練の筆遣いに見惚れていたら、突然ランプの白熱電球が息絶える。
20年近く、E17ミニクリプトンの小さな白熱電球を頻繁に交換しながら使い続けてきたけれど、高熱を発するため、ベッドサイドの読書灯としては勝手がよくなかった。これから室内温も上昇していくからと、LED電球に切り替えようと、ネットでリサーチ。
暖かな電球色であることに加え、Tolmeoテーブルライトの特殊なシェイド形状に収まる、小さなタイプがないか。同時にTolmeoユーザーの口コミもチェックして、ベストと思われる製品を特定。東芝E-COREのミニクリプトンLED電球。デザイン優先のイタリア製品に合うものは選択肢が少なく、製品画像から想像してオーダー。はたして、シェイドに干渉せず、無事点灯。視認できた瞬間、胸を撫で下ろしました。LEDだから、頭近くにこもる不快な熱問題も解消。おまけに長持ち。長年の我慢から一気に解放された爽快な気分。今後のマイTolmeoデフォルト電球に出合えてよかった。あとはメーカーが定番として扱い続けるように願うばかり。
SIGMA DP3 MERRILL 75mm f/ 2.8
