2017年7月17日月曜日

夏の佃島


熱帯化が加速する東京。今夏は昼も夜も、体が溶けるような熱温が凄まじい。バンコクより不快指数は高いのではないか。吹き出す汗に肌を湿らせ、所用があって築地の仕事場から歩いて実家へ。昏れなずむ隅田川を歩いていると、一丁目界隈に恒例の催しの気配が。


直感は当たり、念仏踊りが始まろうとしていた。7月のいつに行うのか、いつも忘れているのに、たまたま、この日に島で泊まることが多い。川の精霊に呼ばれているのだろうか?


ぞろぞろと水辺の通りに出てくる住民。しっとり、穏やかな雰囲気が佳い。この小粋な品格が佃島の美点。ひどく蒸すけれど、トワイライトタイムの青い光に涼を感じる。

LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH. f/1.4