2017年8月11日金曜日

マハラジャの楽園


楽園写真家・三好和義さんの写真展。ニコンプラザ新宿に遅ればせながら観に行きました。三好さんが最年少で木村伊兵衛賞に選ばれたときの対象作品は『RAKUEN』(小学館)。この作品に掲載されていたのがインド洋に浮かぶ宝石の島々、モルディブ。この楽園リゾートの多くはインドのマハラジャが経営しています。そのマハラジャから許可を得て、きらびやかな宮殿を訪ねてニコンD5のパフォーマンス・テスト撮影をおこなう。三好さんならではの仕事。ニコンの技術を総導入したD5は三好さんいわくポートレイトに関してはRAWではなく、jpegで撮るのがいちばんきれいなのだとか。撮って出しで満足のいく仕上がりということです。なにげに凄いテクノロジー。ニコンは今、その方向でカメラ開発を進めているそうです。華やかで高精細なポートレイトは会場で確認してください。三好さんが手にしているのは会場限定で販売している特装写真集。マハラジャのように贅を尽くした最上の用紙、何度も試行を重ねたであろう美しい印刷。圧巻のクオリティです。

展示作品は、三好さん自身が新宿「エプサイト」でプリント。『ハーネミューレ』という用紙を選んだようです。僕もいつかは、この場所で、この用紙で大きいサイズでプリントしたいな。

LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH. f/1.4