2017年9月19日火曜日

ライカの入院


運搬中の衝撃が要因で、愛用のライカM-Eのスイッチに違和感が生じる。シャッターユニットの交換かとドキドキしながら銀座みゆき通りのライカ銀座に持ち込む。分解とメンテナンスが必須。部品交換の可能性もと診断され、外国車の車検並みの見積もりに動揺するが、加入している保険で補填可能になり安堵。シャッターユニットは堅牢なのでまだまだ大丈夫とのこと。公私ともヘビーユースしていた影響への心配は杞憂に終わる。


点検・修繕が完了するまで三週間。それまでは半世紀前に製造されたライカの一眼レフカメラで日常スナップを愉しみ、仕事の撮影も代用するつもり。このライカフレックスSLは浅草のハヤタ・カメララボでレンズクリーニングを含め完全にオーバーホールしてもらった。かなり費用がかかったけれど30年は問題なく駆動するでしょうと太鼓判を押される。


ハヤタ・カメララボはライカの機械式カメラの修理に応じてくれる。Mシリーズでは電子基板の無いM5まで。M6以降とデジタルライカはお断り。早田カメラ代表・早田さんのお弟子さんで確かな腕をもつ職人が控え、年齢も僕より少し上くらい。デジタルライカはいつまで維持できるかわからないし、いずれは修理対応も完了してしまう。けれど機械式フィルム・ライカならばフィルムが絶滅しない限り、ずっと使い続けることができる。早田さんがメンテナンスした堅牢で実用的なM5をいずれは入手したいと思っている。

LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH. f/1.4