インク瓶をブルーブラックのインクで充たし、ボディが透けた万年筆 LAMY SAFARIスケルトンに補充する。この組み合わせは片岡義男さんの著書『万年筆インク紙』(晶文社)に感化されて選んだ。この本で片岡さんは女性漫画家が3本のSAFARIスケルトンのMニブを馬具メーカーが作るペンケースに入れ、それぞれ違う色のインクで充たすというアイデアを思い描いている。編集者の僕だったら3本をブルーブラック(基本の筆記用)、バイオレット(校正用)、シャイニーイエロー(デザイナーへの指示用)で充たしたい。インクは割安なペリカン製品を、ニブは自身の筆圧の強さや用途から太字のBを選びたい。Bは正規輸入製品には無いけれどamazonは扱う。しかも正規のおよそ半額だ。別売のインクコンバーターも専用の赤軸タイプのみならず、SAFARI用ではない黒軸タイプも使えるという(LAMY社は推奨していない)裏技情報を得た。黒い軸が透けて見え、ペン本体のパーツ色・シルバーやブラック、そしてインクの色合いと調和する様子が眼に心地いい。こんなに気軽でいて深い愉しみ方があるのだからLAMY愛好家をやめられないのだ。
LEICA M-E , MACRO ELMAR90mm f/4