東銀座「森岡書店」にてニューヨーク・ブルックリン在住の編集者/ライター・仁平 綾さんの『BEST OF BROOKLYN』展が始まっています。仁平さんが大好きなブルックリンの「好き」を選び紹介するZINEの3号目発刊にあたって催される企画展。最新刊ではレストラン、バー、インテリアやステーショナリーなどの専門店、雑貨店、骨董市などが掲載されています。骨董市を除いて僕はほぼすべての店や空間を知らない。マンハッタンの川向うの流行、ムーブメント、そして変わらず愛され続けるものに憧れ、魅せられます。
今回の展示ではこの号に登場する店や空間で扱う物も販売され、ブルックリンそして仁平さんの美意識に心酔しながら楽しく買い物できます。vol.01、vol.02を買いそびれた人にはお得で希少なセット販売も。ブルックリン・プロダクツについては点数に限りがありますから、早い者勝ち。僕はベースボールをテーマに、ポップなセンスでイラストを描いたT シャツにとても惹かれました。こんな洒落たグラフィックの表現、日本では1,000年経っても生まれないだろうなぁと羨望と嫉妬の想いで胸がときめき、ドキドキしちゃいました。ほかにもヴィンテージの愛らしいオブジェ、格好よすぎるドミノなど、欲しいものがいっぱい。なかなか会場から離れられませんでした(笑)。
64ページ(4折)の本文に厚みのあるカバーで包まれたvol.03。ZINEも制作する編集者としてはどれだけのコストがかかっているのかだいたい想像できますが、1,200円+税という価格はとてもリーズナブルだと思います。A3変型の紙にマンハッタンの必食店をマップをまじえてレイアウトした帯のアイデアも素晴らしい! この展示で購入すると、仁平さんがブルックリンから持ってきたDMやオリジナルコースターももらえるのもかなり嬉しい。
そして、このポリエステル袋に買ったものを入れてくれます。ニューヨークのデリ定番の袋なんだそうです。これなら捨てずに繰り返し使いたくなります。ニューヨークの洒落心、仁平さんのサービス精神満開の展示。森岡書店までは仕事場から歩いて3分なので、期間中再訪しちゃいそうです。
LEICA M-E , MACRO ELMAR90mm f/4