2017年10月23日月曜日

どぶろくの季節


近所の大門商店でこの酒が並び始めた。どろりとした濃厚な米の甘さとさわやかな酸味を併せ持つ黒松仙醸のどぶろく。年中造られているが、大門商店は寒い時期のみ扱う。通販でも買えるけれど、そうはしない。再会を焦がれるように待つのが佳いのだ。

本場の生マッコリに似た味わいがたまらなく好み。夕暮れ以降は最高の酒場と化すソウル・広蔵市場の快楽的な空間感を思い起こしながら、清水俊彦さんの面取り湯呑みで呑む。あまりにも心地よくて、ぐいぐい呑み進み、ひとりで一本呑み干してしまう。

LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH. f/1.4