築地のコミュニケーションギャラリー「ふげん社」で写真家かくたみほさんの写真展『祈りの国～ブータン』が催されています。ハッセルブラッドでネガフィルムで作品制作をしているかくたさん。以前から透明感があり、穏やかな描写に惹かれていたので、開催を知って初日に伺い、ブータンの魅力についてお話を聞きました。
会場にはカフェスペースと美術書をセレクトした書棚もあり、ゆったりと過ごせる築地の穴場。ぼくもそうですが、編集者が打ち合わせなどでひそかに利用しています。本と淹れたてのコーヒー、写真。大好きなものを愛でられる、自分には最高の空間。
物を欲しがらず、利益を求めず、ひたすら祈りを捧げる人生に至高の幸せを感じる人たち。僕の日常とは対極の生活を当たり前のように謳歌している国ブータン。チベット文化圏の旅行ガイドを企画していて、リサーチのさなかでしたが、ブータンは文化圏の国々のなかでも、純粋できわだった信仰心をもつ特異な国なのだと、かくたさんの写真とお話しから感じ取ることができました。この国はぜひ訪ねてみたいな。2月17日(土）には、かくたさんのトークイベントとクロージングパーティが予定されていますので、ブータンに関心があったり、美しい心の在り方を探求したい人は参加されることを強くお勧めします。
LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH.
