2018年4月6日金曜日

貝人列伝


昼休みに京橋の「LIXILギャラリー」へ展示を観に行く。10年ほど前の「漂着物考展」以来の心躍る構成、内容。美しい貝をめぐる収集人生を凝縮して伝える好企画。入場無料、フラッシュを使わなければ撮影可。


初めて魅せられた文様の貝も、


相模湾にも息づく化石のような貝も。これは、深海探査に貢献したJAMSTECの技術者、故・服部さんに見せていただいたことがある。


恩師であり、世界的なタカラガイ・コレクターの池田等さんが崇敬する、平瀬與一郎 の『貝千種』も展示されている。自分がいかに深い人たちとつながりがあったのか感慨にふける。


感銘を覚えて、会場の階下に降りると、現役の「貝人」池田さんの膨大なコレクションを存分に活かした最新著書が閲覧用に置かれていて、誇らしい気持ちになる。また、池田さんと海の本を作りたいなぁと切望の想いが湧く。

葉山の海辺で創作できていた時期を懐かしみ、築地の仕事場まで戻りながら、祖父江さんデザインの図録を注文。

SIGMA DP3 MERRILL 75mm