2018年6月20日水曜日

tsakali



チベット仏教の僧侶などが懐に忍ばせる御守り「ツァカリ」。旅する骨董商kihachiさんに譲ってもらった。彼が選ぶなかでは新しい時代の一枚で、とても古いものとの違いを明確に伝えるために仕入れたそう。紙でなく、布に細密仏画が描かれる珍しいタイプで、ドルヂェが交差する吉祥文様。青を中心に、聖なる五色に彩られる。味わいはさらに古いものには及ばないが、素朴な絵のタッチが自分にふさわしいものに思えた。



裏面にはマントラが書かれている。



MUJIアクリルフレームに収めるとアートピース然とした趣きになりつつ、気軽に両面を見ることができる。



仕事場に置くと、乱れがちな心が安らぐ気がする。僕はこうした御守に頼って東京で生き抜いている。

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