2018年7月16日月曜日

harimaya



酷暑の連休。熱射で蒸される家を出て、極楽な電気モービルLEAFで大山までドライブ。昨年末に発注した木製玩具『乳母車』を「はりまや」で受け取る。車輪が付く可動式玩具でありながら、子供の無邪気で手荒な扱いに耐える丈夫さが特徴。キッチュな色遣いから表情まで、ひとつひとつ異なる緩さも大きな魅力に思える。もうこれは作らないと言っていたのに、店にはいくつも並んでいた(笑)。特別に依頼されたついでにたくさん手がけるあたりに工人魂を感じる。



冬にお会いしたときより元気な様子の播磨さん。最近、これも作ったよという『やじろべえ』がまた佳い。収集家からの依頼で資料を渡され、制作したものだとか。日本のどこかに存在していた玩具を、本人はことさら意識することなく、独自の感覚で復刻している。その軽やかなバランスに惹かれてピンクに塗られたものをいただく。



播磨さんの奥さんには「もう上に(お参り)に行きましたか?」と尋ねられるが、軟弱な僕らは滝で涼を取るだけで下界に戻るつもり。





信仰の心が今も日常に溶けこむ地域に暮らしたら、どんな変化が現われるのだろうか。





崇敬の念が浮かびつつ、饅頭を買って帰る。薄皮の柔らかさ、上品な甘さの餡。目下のところ、個人史上で最高に美味い饅頭。

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