毎月、金町のおじさんに会いに行くのが楽しみでしょうがない。日々、カメラ片手に隠れた花の名所を探し歩いている松山さん。浅草の生まれ育ち。粋な人柄と生き様に僕は惹かれ、慕っている。先日は地元の庭、水元公園を隅々まで案内していただいた。年始の葉山一色海岸アート展で知り合い、急速に親しくなった。人の縁とは不思議だが、出会う運命だったのだろう。そんな縁が生涯に何度かはあるに違いない。
花や紅葉をめぐる散策のあと、いつも立ち寄っているという公園近くの「達磨堂」でコーヒーをご馳走になった。最高においしいブルーマウンテン。都内なのに、どこか遠くを旅している心地になった。浮き世を離れ、桃源郷に迷いこんだのだろうか。おじさんと共有する時間はいつだって夢に浸れることができる。深謝。
LEICA ME