通常はやや難しい撮影テクニックが「流し撮り」。ところがiPhone XSのカメラなら、いとも簡単に背景をブラして被写体の動きを表現できることに、うちの老犬と散歩していて気づいた。メインの被写体にピントを合わせてiPhoneを横方向に振りながらシャッターを押すだけ。カメラが明るさに合わせて自動的にシャッタースピードを調整するから、おのずとスローシャッターになる日没前後の光の状態がいいかもしれない。上の写真は街灯の下あたりだから、シャッタースピードは1/15秒も稼げた。
これはちょっと暗がりで、シャッタースピードは1/4秒。よろよろとゆっくり歩いているのだが、元気に走っているように見える。
同じ暗がりでiPhoneの振り方を速めた。シャッタースピードは1/4秒。無我夢中に前に進もうとする愛犬の強い意志と生命力を感じる。歩くというのは命の根本だと、犬から教わっている。
iPhone XS MAX