2019年2月16日土曜日

TENNOZ ISLE


天王洲アイルでの催事を取材。人生でここを訪ねたのは二度目。運河に沿う東京湾岸の街と思っていたが、江戸時代に造られた島だったなんて知らなかった。JR品川駅港南口から水辺を歩いて向かうと、今後このエリアとはなにやら縁がつながりそうと直感が走る。


外観は好みでないが(笑)、運河にはフラットハウス型の水上建築が並んでいる。こんな家に暮らしてボートで運河伝いに街や東京湾に出かけるシーンを妄想(笑)。マンハッタンのハドソンリバーやアムステルダム、パリの運河で見られるような水上生活に憧れる。


東京での水上生活の原風景は幼少時に実家の前、月島と佃島を流れる朝潮運河で日々目にしていた。ボートで暮らす、水運業に従事する人たち。東京の重力から解放され、ひたすら自由を謳歌しているよう眼に映り、羨望の眼差しを向けていた。この朝潮運河も「運河ルネサンス」という開発計画の対象になっている。天王洲を手本に、水上レジャー施設、飲食店ができていくかもしれない。営業認可は下りているようだ。


T.Y.HARBOR」の周辺で心地いいジャズが大音量で流れていた。どれもすごく好みの曲。ウエストコーストジャズ系だろうか。公共の場に流すにあたり、どんな基準で選曲しているのか知りたい。そのためだけにこの空間を取材してみようかと、新たな興味が湧いた。

LEICA M-E , MACRO ELMAR90mm