2019年3月10日日曜日

Tartan



専門的なことをやさしい言葉で、正しく伝えるのは難しい。『月刊たくさんのふしぎ』はそれを実行し、大人の読み手にも深い知識を得る充足感を与えてくれる。タータンの歴史を紐解く号からは、イギリスという呼び名は日本独自で国の捉えかたが狭いこと、チェック柄について誤った情報が広まっていることを学び、一般常識の危うさに気づかされた。鎌倉由比ガ浜にあった「スクランプシャス」(真鶴に移転)で入手して、ずっと気になっていたタータン柄織物のパターンもこの一冊から知った。クイーンエリザベス2世が用いる「ロイヤルスチュアート」というタータンだとか。ジョンリーチ窯のマグカップといい、自分はこの女王に縁があるようだ。

LEICA M-E , MACRO ELMAR 90mm