2019年8月24日土曜日

c:chord



盛夏のジョギングは身体にこたえるようになり、昨年から8月は休んでいたのですが、そのコース途中でおいしい和菓子が食べられると知ったら、目指さないわけにはいきません。



ふだんより近道して、葉山と横須賀市秋谷にまたがる峯山の麓へ走っていきました。



ライブスペース「soraya」の跡で、企業の元別荘を活用。アンティーク&ブックカフェ「chord:hayama」が現在は空間を継がれています。



存在自体も、眺望のよい内部の様子もわかっていて、寄りたいと願いつつ、大汗をかいた男がひとりで入ることにためらいを感じていました。



「気を遣わなくても大丈夫な店ですから」と教えてくれたのは葉山のスペシャルティコーヒー豆焙煎工房「THE FIVE★BEANS」のめぐるさん。



その翌日にはめぐるさん手づくりのどら焼きが特別に供されると聞き、なおさら訪ねたくなったのでした。



かつてシーカヤックで乗りつけ、ワイン呑みながら昼寝していた尾が島が正面。このアングルからの景色は広漠な太平洋に浮かぶような開放的気分になります。



植物とアンティークのスタイリング。室内のどこを切り撮っても絵になります。





このさりげなさがセンスですね。



とくに充実しているのはイランのギャッベなどのラグ類。これ佳いなぁ。



独自に選んだ書籍や雑誌が随所に置かれ、自由に読むことができます。



ほの暗い照明も素敵です。



海辺の別荘暮らしを想像させるインテリア。葉山らしさを詩的に表現していて、今後は友人に勧めたくなりました。



陰影が美しいキッチン。



ドリップコーヒーは、「THE FIVE★BEANS」のコーヒー豆を使用。



海の絶景を前に、念願の和菓子とコーヒーをいただきます。ふんわりとやわらかな皮に自家製の餡と求肥が包まれた、どら焼きに感動。



多幸感で心充たされて、そばのトレイルづたいに家へと帰ります。



樹の間から海が見える道。竹林がとくに心地いい。



敷き詰められた笹の葉。やさしい感触と夏の点陽になごみました。

LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH. / f1.4