1週間前のお盆休みにGINZA SIX地階へ、恒例の観世会はじめて能を観に行く。週の前半に仕事場近くまで出かけたことが、この連休のアクセントになった。能は神様に納める許しの芸能。鬼や怨霊、この世に恨み、怒りを持つ者を鎮めていく。その昔言葉の謡は、ひたすら心地よく、究極的なリラクシング効果がある。いつもはすぐに夢の世界をさまよってしまうのだが、この日はツァイスの双眼鏡を持参し、舞台上の衣装や面、100年以上前から使われている楽器、所作の細部を終始見入り、より魅せられた。倍率8倍の双眼鏡があれば、能は何倍も愉しめる。必需品だと実感した。
LEICA M-E , SUMMILUX 50mm ASPH. / f1.4