佃島に泊まる夜は、ときどき八丁堀のロイヤルホストで晩御飯。ちょっと充足した仕事を納めたあと、ひとりお祝い的な気分のときに寄ることが多い。まずはクラシックラガーの中瓶で乾杯。しみじみと沁み入る旨さに酔い、心をゆるりと開放していると、絶妙なタイミングでビーフジャワカレーが運ばれてくる。これも安定した味わい。
サーヴを担当する女性スタッフの生真面目な応対に感心して、つい『葡萄のブリュレパフェ』も頼んでしまった。たまの贅沢、まっ、いいか。店が面した道はまっすぐ佃島の家に直結している。その安心感がくつろぎを深めてくれる。
LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH. / f1.4