2019年10月28日月曜日

YK




版画風の印刷仕上がりが魅力がリソグラフ。このマシーンであえて2色(版)で刷るのが楽しくて、南大塚のガリ版印刷発信基地を再訪。選んだのはイエロー(Y)とスミ(K)。点検用新幹線「ドクター・イエロー」と県立近代美術館  葉山館の取材時に撮影したカイ・フランクの黄色いゴブレットをコラージュして、データを準備した。



Y版のみのデータ。これくらいの濃度でイエローを印刷できたらとイメージしたが・・・。



YとKの版に分けて試し刷りすると、「このデータではインクが乗りすぎてダメですね」と「Hand Saw Press」の菅野さん。



細部が潰れてしまった! ふさわしいと考えて準備してきたのに、相性があるのだろう。全体に黄色を配しすぎたのが失敗の要因かも。リソグラフにはいろいろコツがありそう。



呆然と立ち尽くす僕を見かねたのか、「写真を明るくすれば、印刷できるかもしれない」と、菅野さんが特別に助け舟を出してくれた。PCで調整し、印刷リトライ。ふぅ、かろうじてセーフ。本来はPCを持参し、自身で修正しなければいけない。菅野さんに深謝。



K版を重ねて、いちおうのかたちにはなったが、イメージとはかけ離れている。よく検討し、新たなデータを用意してもういちど刷ってみたい。今週、また基地を目指そう。

SIGMA DP3 MERRILL 75mm / f2.8