表参道の紀伊国屋裏にあった「and up」で出合ったBRAUN RT20。表面の鉄製ボードは潮風で錆が浮いているけれど、iPhoneをLINEコードでつなげば、真空管がデジタル音源をまろやかに変質させ、心なごませてくれる。
このラジオをデザインしたディーター・ラムスの哲学を伝える映画 『Rams』の存在を教えてくれたのは「Flying Books」の小栗さん。興奮して調べると、Vimeoで公開中と知って即購入。崇敬するデザイナーの言葉をいつでも見聞きできるよう映像をダウンロードした。字幕は多様な言語に対応。日本語も表示できる。Chromecast経由で映像を大きなモニター画面にも転送可能。この自由で広がりのある配信手法に感嘆した。