2019年11月3日日曜日

Y&O



横須賀市夏島町のJAMSTEC一般公開を見学。太平洋を主に深海探査を行う研究機関。スキューバダイビングの雑誌を制作していた15〜20年前は、マニアックな記事を作るため、頻繁に足を運んでいた場所。久しぶりに敷地に入り、当時の熱中を懐かしく思う。



まずは深海潜水調査船支援母船「よこすか」の内部を見せてもらう。



観測機器を彩るのはイエローやオレンジが多い。海面での回収時に目立つ色だからだろうか。深海で目立つホワイトとイエローはいわばJAMSTECを象徴するカラー。あちこちでアクセントに用いられていた。



たとえば船室のドアを強固に閉めるパーツ。高い機能を伴う武骨なものにただでさえ惹かれるのに、いちばん好きな暖色に塗られているから、いちいち眼が留まって、なかなか前に進まない。




深海探査ロボットも、



ボーイング傘下の会社が開発した、波の作用だけでいつまでも航行可能なマシーンも、イエロー、オレンジを配色。たとえ人類が絶滅しても、地球上の海を永遠に自走し続ける。こうした、とてつもないものを生み出せるのは、やっぱりアメリカ人なんだなぁ。



計測器入りの耐圧ガラス球を覆うカバー。深海の水圧にも耐える。視認性高いイエローが回収に役立つ。


ペリカン防水ケースも。これは通称「赤ペリ」。僕もハードな現場取材で頼りにしてきました。こうしたMADE IN USAのヘビーデューティな道具が目立ち、ミルスペック好きは興奮。たまらない!



部材すべてに眼がいっちゃう(笑)。



食堂にもオレンジ色が。



なんとカレーにも!



自販機にも! 魅惑の職場。ここで働きたい!

SIGMA DP3 MERRILL 75mm / f2.8