仕事にからむ急務で一カ月半ぶりに表参道へ。アポイントの時間より早めに着き、HAVE MORE CURRYでランチをとり、青山ブックセンター本店で時間調整。入ってすぐ左の洋書コーナーで『Magazine B』34号ライカ特集号が眼に入り仰天。ずっと探し求めていたこの号が2冊も棚差しされていたもんだから夢じゃないかと眼を疑う。ソウルにある版元が最近、増刷をかけたのか、いつの間にかONLINE STOREでも購入可能になっていた。しかし、雑誌のバックナンバーを刷り直すなんて!ソウルの独立系出版カルチャーは熱い。それを察知して補充するこの書店も凄い。
ブランドの魅力をユーザー目線で掘り下げるマガジン。新製品のレビューや性能レポートなんて皆無。ライカの魅力にハマったさまざまなユーザーのコメントを基軸に、ライカのある風景が差し込まれた構成。普遍的な内容、ビジュアルだから2014年の出版だけど、ちっとも古びていない。
価値だけで所有するクラシックなコレクターではなく、M8、M9、M-E、M240などちょい古なデジタルライカをメインに日常使いするユーザーの心を捉える特集。まさにぼくのような者にはたまらない。ベッドサイドに置いて毎晩、パラパラめくって眺めようっと。英語のテキストはハングルを韓国人が翻訳したのか文脈が簡素。ネイティブでないぼくら日本人でも読み取りやすいと思う。
LEICA M-E , MACRO ELMAR90mm / f4