マット・デイモンが火星でサバイバルする映画『THE MARTIAN(火星の人)/ 邦題オデッセイ』を観返し、身のまわりにあるものを何か活かして問題を楽しく解決できないか思案する。
困窮している問題は午後2時半くらいから5時過ぎの西陽でヒートアップする居間の室温。遮光の布を透過して差し入る熱射はクーラーのない部屋をサウナのように温め、頭がボーッとしてくる。アイデアを練り、空間全体は無理でも首根っこを部分的に冷却すれば心身を強制クールダウンできるはずと考えた。そこで、冷凍庫で凍らせていた保冷剤をサコッシュに入れてキャンプ用揺れ椅子とハンモック用枕のヘッドレスト前側に垂らし、首に当たる位置に来るよう微調整。この策が功を成し、ひんやりと快適に斜光タイムを過ごせるようになった。ただし保冷剤は中の液体が溶けてくるとサコッシュ表面をぐっしょりと濡らし、撥水生地とはいえ、水分を拭き取る面倒が生じる。大きめの手拭いで保冷剤を包み首に巻きつけるという策はどうだろう。使用後は手拭いを洗濯機に放り込めばいいし。この場合も防水タイプの手拭いの方が具合が佳いか。といったふうにさらなる改善を目指して思案の枝葉が伸び広がっていく。
SIGMA DP3 MERRILL75mm / f2.8