屋根裏に大きな窓がある我が家。午前10時過ぎには太陽光がそこから居間に差し、上昇の動きに合わせてスポットライトが目まぐるしく移動する。自分の惹かれる物だけを選び空間に置いているので、それらが深い陰影とともに浮かび上がる光景が眼に心地よく、うっとりしてしまう(笑)。
チャールズ&レイイームズの家のごとく雑然と好きな物があふれているが、どのように置くか無意識にレイアウトしているようだ。色彩と造形。静物を組み合わせるディスプレイには秩序が必要なのかもしれない。
恵比寿南のPACIFIC FURNITURE SERVICEで購入した北米製の業務用扇風機。今夏もたくましく稼働中。プロペラ機みたいなモーター音、強風で身体を急速冷却。クーラーのない室内でじつに頼りになる道具。無骨なシルエットにも惚れる。
分刻みで光は移ろうのに、なぜかずっと点光が留まる場所があり、たまたまそこに寅の張り子を配置していた。神々しく輝く光景に神秘的なメッセージを日々感じ取っている。
LEICA M-E , MACRO ELMAR 90mm / f4