双眼鏡、望遠レンズとデジタルライカ、三脚を携えて日没直後の葉山大浜海岸を散歩することが日課となった。
残照の劇的な色彩とアウトリガーカヌーのシルエットを撮りたくて毎日午後4時前あたりからソワソワしてしまう。
海上を漕ぐあらゆる浮遊体のなかでもとくにフォルムが美しいと思っている。そのときどきの光を背景にした、その流麗な舟のスナップは飽きることがない。
見惚れているうちに、紅に紺が混じり濃度がどんどん増していく。
空と海が漆黒に占められていく前に帰宅して夕飯を作り、晩酌して夜8時ごろには寝床に入る。そんな日常をルーティン。都会の仕事には戻れないかもしれない。リハビリが必要かな?
LEICA M-E , VISOFLEX type3+VISOFLEX200mm / f4