2021年1月11日月曜日

葉山 諏訪海岸



葉山一色海岸アート展の展示でにわかにビーチコーミングがプチ再燃。博物館の収蔵物であるスカシカシパンを借りて、この海洋生物をモチーフにした創作和菓子の写真そばにディスプレイしているのだが、かたちに惹かれて欲しくなり、葉山町の諏訪海岸へ探しに行く。

葉山森戸海岸と葉山マリーナの間に位置する岩礁帯。防波堤があり、その内側のさざ波寄せる砂浜には漁師の小舟が並び、古い漁村の面影を残している。どこか濃密なローカルムードが漂い、観光客が多い森戸海岸とは雰囲気が一変する。



たまたま小石がまとまって打ち上がる潮まわり。このパターンのときに経験上、お宝に遭遇する率が高い。沿岸の漁で網にかかった食べられないものは浜に捨てられるので、それに期待して探したが、気配は無かった。やはり南房総に足を伸ばさなくては駄目か。早々に見切り、諦める。



下はウミガメの甲羅の骨。上は大きな松葉貝。これらの打ち上げ物から海流、潮流、岸近くの海底環境を推測する。



透明度の高い海水が揺らぎ、寄せては返す。



砂浜の上に建つフラットハウス。漁師の住居だろう。潮風でエイジングされた外壁の風情がたまらない。



家の前はプライベートビーチ然としていて、漁具が無造作に置かれているのがまた佳い。



素敵すぎるトタンの漁師小屋。



そのへんに転がる石を重しに活用。この大雑把、無骨な感じが大好き。



作業台が格好いい。エンツォ・マーリが最小限の木材で組めるようにデザインしたテーブルみたい。



椅子もアノニマスな造形。用に応じて行き着いた無意識の美。



ワカメ干し用?の洗濯バサミでさえ味わい深く眼に映る。南イタリアの漁村みたい。





使いこまれた道具の存在感に圧倒される。魅力的な被写体が次々と眼に入る。



浮きに描いたアート。



頼もしく生き生きとした鉄たち。






風化して丸くなった木片は彫刻作品のよう。




したたかに茂る海岸植物。伸びやかな姿が風景に溶けこむ。ずっと変わらない景色が残る界隈。住民どうしの繋がりがかなり強そうだけど、その密な関係を厭わなければ、とても心地よく暮らせるエリアかもしれない。

LUMIX GF-1, MACRO ELMAR 90mm / f4