昨年の冬至から運気が変わり、佳き風に吹かれ始めた。その良縁に導いてくれている町内のアーティスト、サカキトモコさんがずっと探しているという古書がある。『原色少年植物図鑑』(北隆館)だ。著書の牧野富太郎さんと同じく草木の精みたいな彼女が推す一冊。日常に寄り添いやすい手頃なサイズ感と内容の優しさがお気に入りの第一の理由だそう。牧野さん自ら描いた植物図を1ページに1点のみ配置したゆったりした装丁も魅力だと感じて、ぼくもたまらなく欲しくなった。
元旦の夜、ほろ酔いで早めに寝床につき、出会いを願いながら何げなくiPhoneで検索したら、かの図鑑がメルカリに出品されているではないか。夢か幻か眼を疑い、信じがたい心地で見直すと昭和38年刊の第25刷が良い状態で、しかもとても安価に売り出されていた。年末年始の片づけで実家の古書を手放す気になったのだろうか。布団のなかでガッツポーズしながら、すぐさまポチッ。ほかの誰かに先を越されないかドキドキしながら。
誠実な売り主は正月だというのに迅速に発送してくれて三が日中に手元に届き歓喜感激。今週に控える、この版元との打ち合わせに実物を携えて向かえるという奇跡の巡り合わせ。この運気に従い、熱意をもって復刊をアピールしてこよう。
実用図鑑として、これからも長く使い続けられる素晴らしいコンディションだったが、唯一惜しかったのは箱にマジックで前所持者の名前が書かれていたこと。無水エタノールで消したが、箱の地色も薄れてしまった。
その箇所をシールで隠そうと思いつき、A-ONEの写真シール製品をヨドバシカメラの通販で取り寄せた。真夜中にオーダーして翌日に受け取れて送料無料のアメージングなサービスが凄すぎる!
A-ONEのiOS用プリントアプリ『写真シール』をダウンロードして、さらにキノコを持つお茶目な牧野博士像をiOS用アプリ『背景透過』で背景を消してからレイアウト。ブラザーのwi-fi対応プリンターに無線で飛ばしてプリント。すべてiPhoneの操作だけで完結する一連の作業は超スムーズ!

染みを佳い感じで隠せましたー。やったー! これでいっそうと愛着もって愛用できそう。
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LUMIX GF1 , MACRO ELMAR 90mm / f4