2015年6月25日木曜日

ナラ・レオン


情が染みこんでいるけれど、背表紙を眺めるだけの本たちをいっせいに古書店へ。誰かに読み継いでもらえたらとお嫁に出しました。そのさい、聴かなくなったCDも整理。棚の奥からボサノヴァ女王、ナラ・レオンのCDがいくつか出てきました。購入したのは10~20年前。自分の手元にあったことも忘れていたものも。とくに、ボサノヴァのスタンダードとしてロングセラーを続け、つい先日廉価版がリリースされた『美しきボサノヴァのミューズ(dez anos depois)』は買い直してしまうところでした。久しぶりに耳にして、洗練された美しい声、豊かな表現に惚れ惚れ。あらためて、たぐいまれなアーティストだなって思います。心に響く歌の背景を知りたいとぼんやり考えていたら、古書ウサギノフクシュウの本棚で伝記本『ナラ・レオン 美しきボサノヴァのミューズの真実』が目にはいる。カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュのマスター堀内さんの監修。ナラを敬愛するマスターのあふれる想いが実り、翻訳書の出版が実現。出合いに縁を感じながら通勤電車で読み始め、熱に触れています。

LEICA M-E SUMMILUX50mm

追伸:Suburbia Suite Collectionの『美しきボサノヴァのミューズ』。マスターが解説を加筆しているそうです。